こんにちは。遺品整理 エクシアのブログをご覧いただきましてありがとうございます。
本日はゴミ屋敷の片付けの報告です。雑誌や衣類の他に食品の空き容器や空き缶も散乱する部屋には、ゴキブリがあちこちに繁殖していました。ご依頼者様は、そんな状況で3年以上もの間生活されていたという話です。
ゴミ屋敷になってしまったワケ
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ゴミ屋敷で生活する人の中には、自宅から外に出ればどこにでもいる至って普通の会社員として社会生活を送られている方は多くいます。今回、弊社へご依頼くださった方もそうでした。しかし、自宅に帰ると何もできなくなってしまうのは何かきっかけがあったのでしょうか。
ご依頼者様は夜勤のある仕事をされていて、ごみを出すタイミングを逃してしまったり、前日の出勤前にゴミを出して帰宅すると玄関にゴミ袋が戻されていたりするという事があったのだそうです。そんなことが何度かあって、だんだんとゴミ出しが億劫になってきたと話しておられました。自宅ですることは買ってきた出来合いのものを食べて、ゴミに埋め尽くされていく部屋の隅で寝ることだけ、という生活が3年以上。
以前からそうだったわけではなく小さなきっかけが積み重なって、いつの間にかゴミ屋敷になっていたという経緯をお伺いしていると、自分にも起こりうることなんじゃないかと思えてきました。
ゴミの中で繁殖した大量のゴキブリ
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散乱する食品容器や空き缶、ゴミの日に出そうと詰めた山積みのゴミ袋は、ゴミ屋敷の現場ではよく見る光景です。これらは皆、ゴキブリ(以下、彼らと記す)の大好物。
食品容器の油汚れや缶チューハイの甘い匂いに誘われて彼らは集まってくるのです。そしてエサを食べて排泄し、仲間を呼び寄せるのです。(彼らの糞は仲間を呼び寄せる効果のあるフェロモンを出しているのだそうです)
今回の現場はまさに、彼らにとって打ってつけの住処になっていました。各部屋、通路のすべてがゴミで埋もれていましたので、あちこちで動き回る姿が目に入ります。
あまりの状況に、一旦燻煙式の殺虫剤を撒いてから作業に入ることにしました。数時間後、入室するとゴミの隙間に逃げた彼らがまだ生きていましたが、最初と比べると幾分ましに。
ここからは燃えるごみ、燃えないごみなど分別しながら次々と袋に詰めていきます。3年分のゴミは地層のように固まり、かき集めるのも大変な作業です。集めたそばからまた彼らの姿が横切っていきます。
・作業の詳細
作業人数:3人
作業時間:6時間
部屋の広さ(間取り):2DK
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片付けを機に、新たな人生を
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体調を崩した時に、精神的な異常も感じたというご依頼者様。メンタル面の治療をすることを決意し、現在も投薬治療を続けられているとのこと。
そして徐々に、部屋の異常な状況を冷静に認識できるようになり、片づけることを決断されました。この後はお住まいを移して、新たな生活をスタートされるという事です。ご依頼者様にとって、次の一歩を踏み出せるお手伝いになっているを願っています。
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